沈香について
天然香料の中でも希少性が高く、高級香料の一つである沈香(じんこう)。
吉田荘製香所のお線香「The Way」にはタニ沈香を調合し、「Sleeping Beauty」は、シャム沈香を主原料として調製しております。
沈香(じんこう)とは
沈香樹(沈丁花科)に何らかの要因で傷がつくことにより、その傷の周囲に防衛のため生じる樹脂分・芳香樹脂の香りが付着した木部が、枯死・土中に埋もれるなどして様々な自然条件が重なることによって偶然に生まれるもので、採取することがとても難しい香料です。
樹脂分の多い上質なものは水に沈むことから「沈水香」「沈水」と呼ばれるようになったようです。一言では言い表せないような、非常に複雑な芳香を持ち、熱することでその芳香を放ちます。
沈香は、産地によって「シャム沈香(タイ・ベトナム等)」と「タニ沈香(マレーシア・インドネシア等)」の大きく2つに分かれます。また、「シャム沈香」の中の最上級のものを「伽羅(きゃら)」といいます。
古来より珍重されてきた、大変貴重な香料です。
